概要=伏流水が地表に出て流れ落ちる滝
沢柳の滝はその源を、1.5キロメートル上流の高山台と神野付近の大賀台に発する。いずれも石灰岩地帯であるため大地に降った雨は石灰岩を溶かしながらドーネや鍾乳洞を作り岩石の割れ目や穴を通って地下にもぐりこんで伏流水となる。地下で浸食されにくい泥岩、砂岩の成羽層に突き当たるとその層に沿って流れやがてどこかの地表に出る。1キロメートル上流の岩谷の谷川には神野台の伏流水がわきだし大久保台の伏流水を途中で合わせて水量を増し沢柳の滝に一気に落下する。下から古生代泥岩、砂岩層、古生代石灰岩層と二層の固さの違う岩盤が見られここにも地層が逆転した「押し被せ構造」となっている。この三段の滝は伏流水が地表に出て流れ落ちる滝で全国でも珍らしく晴雨にかかわらずほとんど定量で濁ることのない美しい白糸の滝を形成している。
大きな地図で見る |
|
所在地 | 岡山県高梁市川上町上大竹 |
URL | |
料金 | |
営業時間 | |
定休日 | |
備考 | |
この掲載情報は古くなっている可能性がありますので、必ず公式HP等でご確認のうえご利用下さい。 |